続けるためのコツ ~私がつまずいたところ、ひっかかったところ~

 

 

K-raku Style事務局の神です。

 

 

私が呼吸整体をはじめてつまずいたり、ひっかかったことから「あ、こここうすればよかった」とあとで気が付いたコツを書こうと思います。(いろいろあるので何回かになるかもしれません笑)

 

 

 

・楽しさを感じるように自分で工夫する。できる≠楽しさ

 

8年近く呼吸整体を学び続けていますが、なぜ続けているかというと色々理由はありますがその中の一つに「楽しいから」ということがあります。

これを聞いて「私はあんまり楽しいと思えないから向いていないかも…」とは思うのはちょっとお待ちください。

 

正直なところ私も楽しく感じられなかった時期や、動くのが面倒に感じてダラダラとそのまま寝てしまったりということももちろんありました。

 

楽しく感じられなかった時、私がどう考えていたかというと

「また、呼吸のニュートラルからはずれてしまった、頑張っているのにうまくいかない」

「やっても腰がどうしても反ってしまう、そこを直そうとすると他がうまく動けない」

「やってるのに痛みがとれない」

などです。

 

要するに「常にニュートラルでいられる、うまく動ける、痛みがない」という自分で考える理想の状態を勝手に目的にしてしまって、そうならないことにつまらなさを感じてしまっていたのです。

 

こうやって書くと「それは急にできるようになるわけないじゃない」と冷静に思うし、読んでくださってる方も感じると思うのですが、その時は自分ではこういったことを目的にしていることさえ気がつきませんでした。

その理由としては苦しさをどうにかしたい!という頭が無意識に働いてしまっているからです。

 

 

人は誰でも苦しいのが嫌いで、そこから逃れようとします。

呼吸整体にいらっしゃる方の多くは、息苦しさだったり、痛みだったり、自分にとって苦しい感覚をどうにかしたくていらっしゃる方がほとんどだと思います。私自身も不調だらけでそれをどにかしたくて通いだしました。

 

今苦しいとどうしてもそれを早くどうにかしたい!と思ってしまいますが、先ほど書いた通り物事には因果があるので急にすっとばして…というのは無理なのです。

 

ではどうすればいいか、というと私的なポイントとしてはいったん目的はどこかに棚上げして、「今現在の状態に集中すること、できたできないという判断をしないこと、やったという充実感を感じること」です。

 

目的にフォーカスしていると今現在動いていることが目的にたどり着くまでの面倒くさいプロセスになってしまいます。

さらにうまくできないと落ち込みます。

 

そうではなく、今の瞬間の自分がどういう動きをしているか、どんな感覚なのか、呼吸の状態はどうなのかを見て、できるできないの判断はせず「こういう状態なんだ」とただ把握する。それだけにしておくのが大事です。そして、動いたり、自分の呼吸や感覚を観察したことに「ちゃんとやったな」とやったことを自分で認めて充実感・楽しさを感じること。

判断をしないと、できていようがいなかろうが「あ、こう反応するのか。こういう状態なのか」と発見があって楽しく感じられます。同じ状態でも目的にフォーカスしてしまうと「うまくできなかった…」で終ってしまいます。

 

 

そして、面白いことに目的を棚上げしておいたほうが成果が驚くほど早く出ます。

本当に!!!

一生懸命楽になりたいー!!!とやっていると全然楽にならないのに、です。

 

実は1年前くらいに久しぶりに腰を痛めて、その時これを実感して改めて驚いた経験があります。

長くなりましたので、この話はまたの機会に書ければいいなぁと思います。