こんにちは、森田愛子です。
みなさん、この言葉を発したことはありませんか?
「よっこらしょ」
立ち上がるとき、靴をはくとき、モノを取るとき。何かをスタートさせるときに出るこの言葉―――。疲れたカラダを動かすときについつい発してしまいますよね。実は、初動のときこそ私たちのカラダは力みがちになり、その瞬間、息が止まっていることも!?
試しに、床に落ちたものを拾う動作をしてみてください。
立った状態から手を伸ばして拾った瞬間、一瞬、息がウッと止まりませんでしたか?
その原因は、「あのあたりに手が届くように……」と意識が手先へ集中することで、他が蔑ろになり、無理な体勢をとっていることに気づかないからです。
では、呼吸を止めない動きとは何でしょうか?
答えは簡単!ムリのない体勢をとることです。
例えば、モノを拾うときに、手先だけを使って拾うのではなく、膝や股関節などカラダ全体を使って「かがんで拾う」 という動作を意識してみてください。すると、お腹や全身の力みが抜け、呼吸を乱すことなく、床に落ちたモノをすんなりと拾うことができます。
ポイントは、足腰を使うこと!カラダをひとつの丸と捉えて全身を使うと、ラクな呼吸のまま動くことができます。
日常の中のほんの短い「息が止まっている瞬間」。しかし、この積み重ねが私たちの心やカラダにトラブルを確実にひきおこします。大切なのは、これらの悪しきクセに気づき止めること!
ちなみに「よっこらしょ!」と声を発することでも自然と息が吐けるため、ムダな力を取りのぞけるかもしれません。